カテゴリ:設計者からの一言コラム( 3 )

 

設計者からの一言コラムpart3

鳳コンサルタント環境デザイン研究所  佐々木葉二 さん
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 駅前広場を市民参加のもとでつくろうという画期的な試みは、コンペ結果の発表時点から、全国の方々から期待されてきました。行政や設計者だけが駅前をつくるのではなく、主人公である市民がつくるプロセスに参加し、「使い手」の視点を設計に反映させる・・・これは一番市民にとって関心のあることだと思います。その意義についてはすでに、我々設計チームの他のメンバーから述べられています。そこで今回は、広場の設計(ランドスケープデザイン)担当者として、これまでの四回のワークショップから何が得られたのかを考えてみました。広場という空間は、身近なものでありながら案外日常意識されていないものです。しかし、全員で考えると短時間で様々な立場での多くの意見がでました。若い人だけでなく中年やお年よりも共に集いたい、新潟らしさ、安全性、賑わいと静けさの両立、駐輪・駐車場の確保、サッカー開催時や季節イベント時の人の行動パターン、毎日の学生、主婦の歩きやすい道、など・・・・これら市民でないと出てこない発想を生かし、新潟駅前広場をより美しく、使いやすく、全国に誇りをもてる広場にしようではありませんか。
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by niigata-eki | 2005-02-28 16:03 | 設計者からの一言コラム  

設計者からの一言コラムpart2

b0044653_17512621.jpg (株)アプル総合計画事務所 中野 恒明

 新潟駅駅舎駅前広場計画のワークショップは今年度五回予定されています。これまでの三回のワークショップを通して、地元の皆様の熱い思い、期待を強く感じています。あと残すは二回です。
 私どものコンペ案は、短い期間でしたがチームの総力を挙げて提案したものです。古町・萬代橋から東大通りから新潟駅、そして弁天線を介して鳥屋野潟へとつながる「都市軸」の実現、南北一体の駅前広場を「都市の庭」として造り上げる。しかも広場は市民に親しまれるべきもの、その様な思いを提案の形にしました。機能中心から環境や市民主体のまちづくり、それを、中央に大きな歩行者広場を設け、かつ東西に交通機能を配する、おそらく国内でも初と言ってもよい形式の駅前広場ではないでしょうか。これもワークショップの過程の中で、より良い形に修正が加わりつつあります。また現実のものとなりつつあります。
 市民の方々とイメージを共有しながらつくり上げるプロセスの大切さ、そして美しく使われてこそ、良い空間であり、良いデザイン、そして親しまれる場所として評価されます。おそらく、このプロセスが時代の転換点の中で、「新潟駅広方式」として全国的に注目される新たなモデルとなるはずです。引き続き、より多くの市民の方々の参画を期待しています。
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by niigata-eki | 2005-01-05 17:53 | 設計者からの一言コラム  

設計者からの一言コラムpart1

                    アーキテクトファイブ 代表
                        芝浦工業大学 教授
                             堀越英嗣

 今回の新潟駅駅舎駅前広場計画のワークショップは設計担当者として大変期待しています。といいますのは,競技設計で私たちのグループが選ばれたわけですが、そのときの私たちの提案は市民とともに考え、作る広場の提案でした。もちろん基本的骨格は提案していますが、市民が主役になる舞台ともいえる、駅舎を含めた南北に広がる駅前広場は「作り手の視点」だけでなく、市民が主役の「使い手の視点」を設計に反映させることで、「にぎわいのある広場、親しまれる広場」になると考えています。最終的な使い手の生の声を聞くことができる貴重なプロセスととらえているワークショップを通して市民の皆さんに実感を持って考え、提案して頂くことは設計を担当する我々にとって大きな後押しになります。このような「使い手の視点」を設計段階で反映させ完成まで見守ってゆくという手法は全国的にもユニークであり「新潟駅広方式」とでも名付けられる画期的な試みだと思います。これからの公共建築の重要なモデルとなると考えています。このようなワークショップの意義を理解して頂き、より多くの市民の皆さんに参加して頂きたいと希望しております。
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by niigata-eki | 2005-01-05 17:47 | 設計者からの一言コラム